2021年11月19日
芳賀町地域包括支援センターでの終活セミナー
コロナ感染者数も減少し、感染対策に気を付けつつもサービス業の時短営業が解除されてきましたね。また、各種イベントも行われるようになってきました。
当センターでも、以前のようにセミナー依頼が増えてまいりました。センター内で取り扱う事例も多様化してきておりますので、少しでもセミナーでご紹介できる機会を設け、皆様の終活準備にご活用いただければ幸いです。
10月25日・26日と2日間にわたり、芳賀町地域包括支援センターで行われている「チームオレンジステップアップ講座」の一環として『終活について学ぶ』というセミナーを実施しました。
チームオレンジ???お恥ずかしい限りですが、初めて耳にする講座でしたので調べてみたら、「認知症サポーター活動促進事業」ということで、令和元年度から市町村ごとに取り組まれており、各地域において認知症の方・そのご家族の方を支援する仕組みが、今まで以上に整備されるとのことです。
認知症と診断される方は今後増えていくでしょうから、こういった地域の支援事業があるということを知ること自体が大事なことだなと感じました。また、その活動の中で「支援ニーズとのマッチング」とありますが、支援ニーズの1つとして「終活・相続」支援があることは間違いないので、当センターでご協力できることは何か?というところを私たちも考えながら連携していきたいと思っております。
セミナーでは、終活準備として耳にすることも多くなった「エンディングノート」の書き方のアドバイスを行いました。皆さん熱心にメモを取っておられました。認知症になってしまうとご自身で出来ることが限られてしまいます。お元気なうちにご自身の想いを書き留めて準備頂くことをお勧めしております。
続いて、当センターでいつもご好評いただいている「寸劇による事例解説」と、具体的な相続手続きの流れをご紹介しました。
まず「法定相続人は誰か」というところを日常生活で意識していないですよね。普段仲が良い・悪い、付き合いがある・ないなどに関わらず、法律で定められていることですので、なるべく揉め事にならないためにも事前に把握しておくと良いかもしれません。
ステップアップ講座を受講される方だけあって、セミナー後の感想や質問も具体的な内容が多く、私たちも大変勉強になりました。
知識を得たからこそ身内で心配なことが出てきたという方もいらっしゃいましたが、それこそ私たちがセミナーを実施する目的である「終活のススメ」です。全く知らないことだと相談すらできないと思いますので、まずはこんな準備があると知って頂き、その中で皆さんが不安に思うことを少しでも解消できるお手伝いを致しますので、お気軽にご相談くださいませ。
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