2021年8月11日
【終活】生前にしておくべき手続き
『終活』についてのセミナーで、生前にしておくべき手続きについてお話することがあります。例えば以下のような内容に、思い当たるものはありませんか。
「故人名義のままの土地の相続登記」
亡くなった方の名義の土地を相続手続きせずに、そのままにしていませんか?
「抵当権抹消登記」
住宅ローン完済したのに、抹消登記せず抵当権がついたままになっていませんか?
「建物滅失登記」
建物取り壊して滅失登記しましたか?
「少額預金の解約」
何年も使わずに放置している通帳はありませんか?
「未使用カード(クレジットカード等)の解約・返却」
使っていないのに、年会費だけ払っているカードはありませんか?
最近では、パソコンやスマートフォンのデジタルデータの整理なども、生前に考えておきたい内容です。
まず、どなたでも取り掛かれそうな、使っていない銀行預金の解約。亡くなってから手続きをしようとすると、公正証書遺言でもない限り、相続人みんなにハンコをもらって…と書類をやり取りしたりして意外と面倒です。銀行が複数あればなおさら複雑に…。
セミナーの度に「使ってない通帳は、解約してくださいね」とお伝えしつつ、私もそのままになっている通帳がありました。引っ越しをして住所変更もせず、そのままになっていた通帳。免許証の更新で住所確認が取れなくなると手続きが面倒なのでは?と、慌てて解約に行きました。持参した印鑑が間違っていたり、閉店時間内に手続きが間に合わずシャッターが降りてしまったりしましたが、無事に解約できホッとしています。
『終活』して不要なものを整理していくことで、よりよく暮らせるのではないかと思います。生前に何をすればいいの?とお悩みの方がいましたら、ぜひご相談ください。
相談員(SC相続手続カウンセラー)
吉田 静香
Category: 終活